MIZEN BLUE「勝」SHO 下井紬 x ARLNATA

MIZEN COLLECTION Vo.1 MIZEN BLUE 「勝」~SHO~

MIZEN(ミゼン)は、『人と人とのつながりを感じられることこそがラグジュアリー』という理念のもと、
日本の伝統的技術を担う職人達が主役となるラグジュアリーブランドを築き上げるプロジェクト。

日本の伝統技術を現代のライフスタイルに合った形でデザインし、
日本のみならず全世界へ向けて提案することで、高度な技術を持った職人の地位向上、
そしてその産業の持続可能性を高めていくことを目指しています。

2024年2月は長野県の下井紬と、元「Hermès」のデザイナーが高級紬などの反物から
洋服をお仕立てするARLNATA〈アルルナータ〉とのコラボレーションをMIZENがプロデュース。
 
プロジェクトのために作成したオリジナル柄、下井紬MIZEN BLUE 「勝」~SHO~
「一列花織紬着尺」を使用して仕立てた洋服も発表致します。

COLLECTION

JGN05

KIMONOニット スクエアケープ
KIMONO KNIT SQUARE CAPE

JSK03
KIMONOニットアシンメトリックプリーツスカート
KIMONO KNIT ASYMMETRIC PLEATED SKIRT

JCP01
KIMONOニット サークルケープ
KIMONO KNIT CIRCLE CAPE

MNT08

KIMONOニット タイダブル
KIMONO KNIT TIE DOUBLE

JSLW01
シフテッドレイヤードスカート
SHIFTED LAYER SKIRT / WOMEN

ウール生地と交互に切り替えて、前身頃で重ねたIラインのシルエットのスカート。
太めのウエストベルトには、細い切り替えを入れてアクセントに。
ボタンをずらしてファスナーを閉じれば、重ねた前身頃が斜めにずれて
アシンメトリックなシルエットへの変化も楽しめます。

SHIMOI TSUMUGI
オリジナルMIZEN BLUE 「勝」~SHO~

MIZENのテーマカラーである勝色をベースに、濃い青系統の色のグラデーションとなり、
所々にのぞくシンプルな緯絣を入れました。
白く入る絣模様は暗雲の中から「勝」利を得た際の輝きをイメージしました。

下井紬 SHIMOI TSUMUGI

下井紬は長野県飯田市の染織家、下井伸彦氏により作られる織物です。
元々はテキスタイルデザイナーとして活躍されていた下井氏、その経験を生かした都会的なデザインの紬を製作しています。
織物製造は分業体制をとるのが普通ですが、下井さんの工房では糸づくり、染め、織りまで一貫して行います。
納得のいくまで染色材料を何度も組み合わせ、様々な織技法を駆使して作られる自由自在のものづくりは「下井マジック」とも評されています。

MIZEN

「余白を楽しむプロジェクト」
A Project to Interpret the Unseen

MIZENは 目に映る美しさの奥に広がる産地の風土や歴史 職人の技術 そして生き様といった『余白』こそが我々の作品の本質的な価値であると考えています。
現代のファッションは 瞬間的で視覚的な刺激が重視されるがあまり過度なスピードが求められています。
その加速された消費の世界では本来時間をかけて丁寧に仕上げられるべき手仕事が評価の舞台にすら立つことができません。
伝統技術の衰退は我々一人ひとりが無自覚に求めている『欲望の速度』によって引き起こされているのです。
だからこそ私たちはそのスピードを緩めたときに見えてくる新鮮で豊かな世界を作品を通じて提示したいと考えています。
MIZENが目指す道は現代の流れに逆行する 静的で悠然とした美の在り方への挑戦かもしれません。
しかし日本にはかつて「余白を楽しむ」という価値観が確かに存在していましたそれはものの奥に潜む物語や気配を自ら感じ取り想像し心を満たす行為であり日本人が長い歴史の中で培ってきた美意識でもあります。
私たちは 現代の人々が忘れかけているこの感性を日本各地に点在する伝統技術とともに再び呼び覚まし世界へと届けていきたいと考えています。
そしてその余白に自ら気づき 埋めていく過程に喜びや幸せを感じられることこそが物質的経済的なラグジュアリーとは異なる精神的な新たなラグジュアリーの在り方だと信じています。
MIZENは「余白を楽しむプロジェクト」として日本の伝統技術を「ブランド」として昇華させるために職人たちの手仕事とその奥に眠る物語を洋服という形にのせ新たなラグジュアリーの可能性を問い続けていきます。