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有松鳴海絞

ARIMATSUNARUMISHIBORI

愛知県 AICHI PREF.

世界中で愛される「SHIBORI」白と藍のコントラスト

有松絞・鳴海絞(アリマツシボリ・ナルミシボリ)は、
愛知県名古屋市緑区周辺で作られている絞り染めで、
絞りのときにできる濃淡や文様の独特な風合いが特徴の染織物です。

江戸時代、この地域は参勤交代で江戸と行き来する西の諸大名たちの宿場でもあり、
尾張藩の手厚い庇護のもと絞り生産の独占権を与えられ、旅人が故郷への土産物として絞りの手ぬぐいや浴衣などを買い求め、
街道一の名産品となるまでに発展しました。

有松鳴海地方の絞り染めは100にも及ぶ圧倒的な種類を誇り、今では「SHIBORI」として世界中で愛されています。

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型彫り

図案に沿って、どこを糸で括り絞るかを生地に目印する工程です。

型紙に図案に沿って鉄製のポンチで2.3ミリほどの小穴をあける「型彫り」
精密で正確な彫りが求められます。

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絵刷り

穴をあけた型紙を白生地にあてがって、水洗いすると簡単に消える
特殊な染料を摺り込む「絵刷り」の作業です。

力加減と手際の良さが重要になる作業で
この目印を付ける作業が怠わると次の括りの作業に影響します。

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括り

「括り」は、特定の部分を糸で締めることで
染料が浸透しないようにするという絞り染めの重要な工程です。

絞りの技法には他にもたくさんの種類があり
緻密で高度な技術を必要とされるため、技術によって
その絞のプロによって加工されていきます。

括りで使用する指ぬきは、職人さんの癖によって変わるため
全て職人さんの手づくりです。

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筋絞り

手先の感覚だけで作業を行うこの絞り方は
力の掛け具合で美しくも、ムラにもなるため、職人の熟練の技術で左右される

昭和初期には100種類以上もあった絞り技法は
現在では70種類ほどと、年々数は減り続けています。

しかし今もなおひとつの技法を追い続ける職人さんが多く活躍しています。

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染色・糸抜き

染料を温度60~70度で溶かした釜に浸し
そこに絞り加工の終わった布を入れて染色していきます。

染めムラにならないように、括り糸が解けないように
細心の注意を払い染色していきます。
その後、水で3回ほど洗い、色止め剤で色止めします。

絞り染めは糸を締めることで防染しているため強固に糸留めしています。
そのため、糸を解く際は布が破損しないように細心の注意を払って抜糸します。
糸の解き方は、絞りの種類によって異なります。

敢えて布を完全に引き延ばさないのは、絞特有の凸凹を残すためでもあります。

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