この作品は二匹の蚕が糸を吐き出して作り上げられた玉繭のみから手挽きした糸のみを緯糸として使用しているため、
二本の糸が絡み合う事で生じる独特の節が横方向に多く見られるのが大きな特徴です。
針抜き紬とも呼ばれていた様に丈夫な生地でもあります。
石川県の白山という地域性と、その自然が生み出す季節ごとの色彩と共に育まれてきた
豊かな糸染の技術や色へのこだわり、そして玉糸が奏でる 『牛首紬』ならではの表情をお楽しみ下さい。
牛首紬製品お取り扱いのご注意
この製品はさまざまな天然染料を駆使した染色を施しており、
水分・汗・摩擦などにより色落ち・色移りすることがあります。
白色・淡い色のものとの着用は避け、
鞄、アクセサリー、椅子・ソファ、家具等への色移りには十分ご注意下さい。
直射日光や紫外線、蛍光灯は避け、風通しの良い場所で保管してください。
また、天然の素材（紬）のため、所々に節が見られますが、生地本来の風合いとしてお楽しみ下さい。