【MIZEN + HOZONO】羽田空港 Pop-up @JMC

日頃より MIZEN をご愛顧いただいております皆さまへ

現在、2025年9月17日(水)〜10月14日(火)の期間限定で、羽田空港第3ターミナル出国後免税エリア内の
セレクトショップ「Japan Mastery Collection(JMC)」にてポップアップイベントを開催しております。

今回のイベントでは、常設スペースに隣接するエリアを MIZEN の世界観一色に設え、特別な企画をご用意しました。
新たに<KAMUI>の愛称を冠した MIZEN の代表的なアイテム KIMONOニットスクエアケープ をはじめ、
通常は羽田空港JMCでは展開していないコートやワンピースなどもご紹介いたします。

また、会期中には、2023年のコラボレーションでも大変ご好評をいただいた
木工アーティスト寳園純一氏と再びご一緒いたします。
鹿児島の屋久杉・クスノキ・楠といった木材に、奄美大島本場大島紬にも使われる
泥染技法を組み合わせ、「祈水」をテーマとした新たなアート作品やアクセサリーを発表いたします。
木の気韻と手仕事の温もりが響き合い、一点一点が唯一無二の作品として生み出されます。

さらに、デザイナー Molly も可能な限り在廊し、直接お客さまをお迎えしながら、
それぞれのスタイルに合うアイテムをご提案させていただきます。
ご旅行やお出かけの際には、免税エリアでのお買い物やお土産品をお探しに、ぜひお立ち寄りください。

作品が語りかける「余白」に潜む物語を、会場にてご体感いただければ幸いです。
皆さまとお会いできますことを、心より楽しみにしております。

【MIZEN + HOZONO】Pop-up @ JMC
開催場所:羽田空港 第3ターミナル 出国手続き後免税エリア
JMCセレクトショップ(ゲート110向かい)
開催日時:2025年9月17日(水)〜10月14日(火)
時間:7:00〜23:00
※最終日は15:00に終了いたします

COLLECTION

旅の始まりに、静かに広がるMIZENの世界。

「Japan Mastery Collection」の空間には、職人の技と物語が息づいています。
柔らかな光と木の曲線が織りなす静謐な空間で、日本の美意識と出会うひとときを。

今回は、MIZENの作品と寳園純一氏による木工アートを組み合わせた、
特別なコーディネートをご提案いたします。

纏うものと手に取るものが響き合い、素材と技が交差することで生まれる唯一無二の体験。
空間に満ちる“余白”が、訪れる人それぞれの物語をそっと引き出してくれます。

新たに〈KAMUI〉の名を冠した、
MIZENの代表アイテムが並ぶ一角。

ニットの柔軟性と着物地の張りという異なる素材を、
最高峰の縫製技術「リンキング」で融合させた一着〈KAMUI〉は2024年グッドデザイン賞を受賞しました。
全国共通の着物生地巾を活かした構造設計により、
どの産地の反物でも対応可能な普遍性を備えています。

このケープは、デザインを主役にするのではなく、
素材と技術を最大限に活かすために形づくられたもの。
MIZENが掲げる「技術が主役」という思想を象徴する存在です。

反物の柄やニットの色彩の違いが織りなす豊かな表情を
ぜひお楽しみください。

今回は、MIZENの作品に加え、木工アーティスト・寳園純一氏のアートピースも並ぶことで、いつもとは異なる空気感が会場を包みます。

KIMONOニットアクセサリー〈タイダブル〉や〈ミニタイ〉との組み合わせなど、素材と造形が響き合う多彩なコーディネートをご提案。
衣と工芸が共鳴することで生まれる、静かで力強い美の対話をお楽しみいただけます。

ここでしか出会えない一点ものの作品も多数揃えており、旅の途中でふと立ち寄りたくなるような、特別な空間となっています。
纏うもの、手に取るもの、それぞれに宿る物語が交差するこの場所で、ぜひご自身の感性に響く一品を見つけてください。

KOSHIRAERU by 寳園純一 JUNICHI HOZONO

鹿児島県霧島市を拠点とする木彫ブランドです。
彫刻家・寳園純一が「考える時間から感じる時間へ」を理念に、
木の質感や木目を活かした作品づくりを行っています。

アクセサリーからカトラリー、アートピースまで幅広く制作し、
地域の自然素材や伝統技法を取り入れた表現を追求。
木を削ることは単なる造形ではなく、祈りを込める行為であり、
美しい所作が新しい風景を生み出すと考えています。

国内外の展示や空港での発表を通じ、自然と人を結ぶアートを届けています。

KOSHIRAERUが手がける「祈水 - KISUI : Black Collection」は、
木目との対話から生まれる唯一無二の彫刻作品です。

屋久杉やクスノキ、タブノキなど鹿児島の木材を用い、伝統的な泥染によって仕上げています。
水の流れや鳥の姿をモチーフとし、それぞれの木が持つ表情を活かしたアクセサリーやアートピースは、同じ形が二つと存在しません。

祈りや所作を形にした作品群は、身に纏うことで自然と調和し、日常に物語を添えます。

MIZEN KIMONOニット タイダブル ― 本場大島紬〈シダ泥〉

KOSHIRAERU リング ― 屋久杉 泥染[アカショウビン]
左手:バングル ― クスノキ 泥染[ツバメ]

MIZEN

「余白を楽しむプロジェクト」
A Project to Interpret the Unseen

MIZENは 目に映る美しさの奥に広がる産地の風土や歴史 職人の技術 そして生き様といった『余白』こそが我々の作品の本質的な価値であると考えています。
現代のファッションは 瞬間的で視覚的な刺激が重視されるがあまり過度なスピードが求められています。
その加速された消費の世界では本来時間をかけて丁寧に仕上げられるべき手仕事が評価の舞台にすら立つことができません。
伝統技術の衰退は我々一人ひとりが無自覚に求めている『欲望の速度』によって引き起こされているのです。
だからこそ私たちはそのスピードを緩めたときに見えてくる新鮮で豊かな世界を作品を通じて提示したいと考えています。
MIZENが目指す道は現代の流れに逆行する 静的で悠然とした美の在り方への挑戦かもしれません。
しかし日本にはかつて「余白を楽しむ」という価値観が確かに存在していましたそれはものの奥に潜む物語や気配を自ら感じ取り想像し心を満たす行為であり日本人が長い歴史の中で培ってきた美意識でもあります。
私たちは 現代の人々が忘れかけているこの感性を日本各地に点在する伝統技術とともに再び呼び覚まし世界へと届けていきたいと考えています。
そしてその余白に自ら気づき 埋めていく過程に喜びや幸せを感じられることこそが物質的経済的なラグジュアリーとは異なる精神的な新たなラグジュアリーの在り方だと信じています。
MIZENは「余白を楽しむプロジェクト」として日本の伝統技術を「ブランド」として昇華させるために職人たちの手仕事とその奥に眠る物語を洋服という形にのせ新たなラグジュアリーの可能性を問い続けていきます。