一方で、これほどまでに支持される
他方で、敬遠されるほどの品格を纏う
世界が違えば 扱いすら異なる2つの価値観を
融合させる試みをここに
MIZEN BLACK COLLECTION
色彩による一切の迷いを排除し
糸そのものが織りなす素の表情を感じてほしい
2022年のプロジェクト立ち上げ以来、12を越える着物の産地とコラボレーションし、数多くのコレクションを発表して参りました。
本コレクションの発表を機に、これまでのテキスタイルを黒一色に統一し、定番素材としてラインナップを増やして行く予定で、
初回は石川県牛首紬、京都府リボン織の2産地の素材を使用したコレクションとなります。
COLLECTION

JAPC01
アシンメトリックプリーツコート/レディス
絹紐織 「黒」
絹紐織「BLACK」に合わせて作成した
MIZENオリジナルリボンテープを身頃や袖の切替え、
ポケット口などに施しました。
左前身頃の大きめのプリーツが印象的なコート。
長めの丈感のデザインで、どんなシーンでも
上品な着こなしをお楽しみいただけます。
JSHB01
ショートシャツブルゾン/レディス
絹紐織 「黒」
JLWP01
レイヤードワイドパンツ/レディス
絹紐織 「黒」
JGN05
KIMONOニットスクエアケープ/メンズ・レディス
牛首紬「男物無地先染 黒」
着物の反物の形状をそのままに活かしながら
ニットと組み合わせた大判ケープで、羽織りのような
シルエットが特徴。左右の肩に付いた4つの釦や前立て、
袖口のボタンホールを使って、フリーサイズで
様々な着方もできるユニセックスなデザイン。
着物の上にも洋服の上にも着用可能。
MSRD01R
スラッシュライダース / メンズ
牛首紬「男物無地先染 黒」
MLWP01
レイヤードワイドパンツ/メンズ
牛首紬「男物無地先染 黒」


MNWG01R
カラーレスダブルブレステッドジレ/メンズ
牛首紬「男物無地先染 黒」
クラシックなシルエットながらラペル無しの
モダンなデザインで、左肩と胸の2本の螺鈿織、
右後片側のみにボタンの付いたベンツ明き、
そしてフロントについたMIZENオリジナルの
メタルプレートが大きな特徴。メンズサイズでの
展開ですが、女性でも少しゆったりと
マニッシュなスタイルで着ていただけます。
JLWP01
レイヤードワイドパンツ/レディス
牛首紬「男物無地先染 黒」
JSLT01
Vネックレイヤードショートトップ/レディス
絹紐織 「黒」
38cmの反物幅を生かした、前身頃から後身頃まで
一枚接ぎ裁ちされた、ノースリーブ型の
Vネックレイヤードトップをアップデート。
ラグランラインの袖付きの仕様になったことで
Tシャツのように気軽に着用していただける一着です。
絹紐織「BLACK」に合わせて作成したオリジナルリボンテープを
アシンメトリックなVネックの衿と身頃の両端に施しました。
JFSL01
アシンメトリックフレアロングスカート/レディス
絹紐織 「黒」
着物の狭い生地巾を活かして裁断した台形の型紙を
二段につなげることによって、贅沢なフレアラインが生まれ
ボリュームのあるシルエットに。
着物の直線部分には、オリジナルのリボンテープを施し
段差のつけた裾により大胆でエレガンスな印象に仕上げました。

USHIKUBI TSUMUGI
BLACK COLLECTION
牛首紬 白山工房
反物名「男物無地先染 黒」

生地についてさらに詳しく

RIBBON ORI
BLACK COLLECTION
絹紐織 工房糸遊び
反物名「黒」

生地についてさらに詳しく

MIZEN
「余白を楽しむプロジェクト」
A Project to Interpret the Unseen
MIZENは 目に映る美しさの奥に広がる産地の風土や歴史 職人の技術 そして生き様といった『余白』こそが我々の作品の本質的な価値であると考えています。
現代のファッションは 瞬間的で視覚的な刺激が重視されるがあまり過度なスピードが求められています。
その加速された消費の世界では本来時間をかけて丁寧に仕上げられるべき手仕事が評価の舞台にすら立つことができません。
伝統技術の衰退は我々一人ひとりが無自覚に求めている『欲望の速度』によって引き起こされているのです。
だからこそ私たちはそのスピードを緩めたときに見えてくる新鮮で豊かな世界を作品を通じて提示したいと考えています。
MIZENが目指す道は現代の流れに逆行する 静的で悠然とした美の在り方への挑戦かもしれません。
しかし日本にはかつて「余白を楽しむ」という価値観が確かに存在していましたそれはものの奥に潜む物語や気配を自ら感じ取り想像し心を満たす行為であり日本人が長い歴史の中で培ってきた美意識でもあります。
私たちは 現代の人々が忘れかけているこの感性を日本各地に点在する伝統技術とともに再び呼び覚まし世界へと届けていきたいと考えています。
そしてその余白に自ら気づき 埋めていく過程に喜びや幸せを感じられることこそが物質的経済的なラグジュアリーとは異なる精神的な新たなラグジュアリーの在り方だと信じています。
MIZENは「余白を楽しむプロジェクト」として日本の伝統技術を「ブランド」として昇華させるために職人たちの手仕事とその奥に眠る物語を洋服という形にのせ新たなラグジュアリーの可能性を問い続けていきます。