SAMPLE SALE / KIMONO REMAKE

 

 《 MIZENサンプル・アウトレットセール 》

本年もMIZENの作品を制作するうえで商品化されることのなかった試作サンプルや
生産過程において訳ありとなった商品、廃番になった旧型商品などの
サンプル・アウトレットセールを開催いたします。

通常出来る限り無駄が出ることのない生産に努めていますが、
モノづくりを進める上で避けられない準作品たちを活用していただくべく、
今回も特別に実施いたします。

日頃よりMIZENの作品が気になっていた方
あの時のあの作品を逃してしまった方など
MIZENの制作の裏側を覗き見できるかもしれない
お気に入りの1着をぜひ発掘してみてください。


《 KIMONOリメイクサービススタート 》

また、予てよりご要望を多くいただいておりました
着物のリメイクを期間限定(~3/31まで)で開催いたします。

リメイク用にアレンジしたMIZEN作品の中でも特に人気が高い2型へと
あなたのお着物(※紬限定)をお仕立ていたします。

この機会にタンスに眠っている、着用しなくなったお着物に新しい命を吹き込んでみませんか。

※リメイク可能な素材は紬素材のみに限定させていただきます。
ちりめん素材(柔らか物)や特殊着物には対応いたしかねます。
※お着物の状態によってはお断りする場合もございます。


会期:2025年3月20日(木)祝日〜 3月31日(月)
会場:MIZEN青山本店1F
営業時間:11:00 - 19:00

※24日(月) 25日(火) 定休日,最終日31日(月)営業いたします。

※セール対象外の通常作品も同時に展示しています。
※サンプル品は数に限りがございます。
※会期前の取り置きなどは対応いたしかねます。

是非この機会にお誘い合わせの上、初めてお越しになる方も、お気軽にご来場ください。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

COLLECTION

リメイク コートワンピース/レディス
REMAKE COAT ONE-PIECE / WOMEN
SIZE:2・4

お仕立て代:¥ 154,000(税込)
+生地持ち込み代
無地扱い:¥33,000(税込)
柄合わせ有:¥55,000(税込)

シャツの様な仕立てながらワンピースとしても、
コートとしても着用できるモデル。

短くも袖口が広く幅広なカフスが特徴で、
折り返して着ることで袖口の大きなアクセントに。

前立ての比翼仕立てや、カフスの釦をスナップにすることで
すっきりとした洗練されたデザインへ。

前を開けてコートとして着用すれば、マニッシュな印象に、
ボタンを閉じてウエストベルトで絞れば、
フェミニンさが増す、二面性を持った一品。

リメイク シャーリングコート/レディス
REMAKE SHIRRING COAT / WOMEN
SIZE:0・2

お仕立て代:¥ 220,000(税込)
+生地持ち込み代
無地扱い:¥33,000(税込)
柄合わせ有:¥55,000(税込)

ウエストに通された江戸打紐でギャザー分量を自在に調節し
ボリューム感をコントロール。
紐の出口にはハトメを使用し、カジュアルな魅力を引き立てる。

高めで大きなスタンドカラー、ファスナーの前開き
前立て裏に入れられたエラスティックテープと
反物4枚分ものボリュームがスポーティーでありながら
洗練されたシルエットを演出。

―お持ち込みいただく反物について―

布地の状態によってはお断りをすることがございますので、
ご不安な場合はお着物を直接お持ちいただくことを
おすすめいたします。

リメイク可能な素材は紬(つむぎ)のみに
限定させていただきます。
ちりめん素材(柔らかもの)や特殊着物には
対応いたしかねます。

※洗い張り、生地の汚れ落とし、色修正などが
必要になった場合は別途料金を頂戴しております。

※最終的なリメイクの可否は洗い張り後にしか
判定できませんので、その点をご了承の上で
ご相談をお願いいたします。

洗い張りとは、日本の伝統的な洗濯方法の一つで、
着物の縫い糸をほどいて反物の状態に戻し、
水洗いをして着物をキレイにする方法です。
着物や反物などの布地の再仕立てをする際に
行われます。

洗い張りを行うことで、布地を再利用しながら、
新たな形に蘇らせることが出来ます。
この技術は、平安時代の書物にも「洗い張り」の方法が
記録に残されており、古くから受け継がれてきました。
伝統的な方法でありながら、
現代においても受け継がれ、活用されています。

着物リメイクを通じて生まれる新たな形は、
単なるトレンドではなく、伝統を重んじながらも
新しい価値を創造する
日本らしい姿勢と共通しています。

MIZEN

「余白を楽しむプロジェクト」
A Project to Interpret the Unseen

MIZENは 目に映る美しさの奥に広がる産地の風土や歴史 職人の技術 そして生き様といった『余白』こそが我々の作品の本質的な価値であると考えています。
現代のファッションは 瞬間的で視覚的な刺激が重視されるがあまり過度なスピードが求められています。
その加速された消費の世界では本来時間をかけて丁寧に仕上げられるべき手仕事が評価の舞台にすら立つことができません。
伝統技術の衰退は我々一人ひとりが無自覚に求めている『欲望の速度』によって引き起こされているのです。
だからこそ私たちはそのスピードを緩めたときに見えてくる新鮮で豊かな世界を作品を通じて提示したいと考えています。
MIZENが目指す道は現代の流れに逆行する 静的で悠然とした美の在り方への挑戦かもしれません。
しかし日本にはかつて「余白を楽しむ」という価値観が確かに存在していましたそれはものの奥に潜む物語や気配を自ら感じ取り想像し心を満たす行為であり日本人が長い歴史の中で培ってきた美意識でもあります。
私たちは 現代の人々が忘れかけているこの感性を日本各地に点在する伝統技術とともに再び呼び覚まし世界へと届けていきたいと考えています。
そしてその余白に自ら気づき 埋めていく過程に喜びや幸せを感じられることこそが物質的経済的なラグジュアリーとは異なる精神的な新たなラグジュアリーの在り方だと信じています。
MIZENは「余白を楽しむプロジェクト」として日本の伝統技術を「ブランド」として昇華させるために職人たちの手仕事とその奥に眠る物語を洋服という形にのせ新たなラグジュアリーの可能性を問い続けていきます。